eNGINEは、オーディオポストプロダクション作業を自動化するソフトウェアです。素材をウォッチフォルダに入れるだけで、ラウドネス補正やチャンネル操作、ドルビーEのエンコードなどを自動的に処理します。最小単位で4つのワークフローを使用でき、eFlowライセンスを追加すれば並行処理も可能です。ポストプロダクションエンジニアがリアルタイム費やして行っている処理を遙かに短時間かつ、自動で処理します。
さらに、eNGINEはLWKS社 Qscan、テレストリーム社バンテージとの連携も可能
国内ではBS局での導入実績もあります。
eNGINEの自動化ワークフロー
eNGINEの構成
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1つのエンジンライセンスは4つのウォッチフォルダに対して4つのプロセス結果フォルダ、不良ファイルフォルダ、リポートフォルダ構成であり、プロセス状況監視、割り込み操作を行えるeClientは含みます
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ここに最大8種類のプロセスモジュール(eSP)をアサイン可能*プロセスモジュール(eSP)について下記をご覧ください
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PC (windows 64bit/MAC OS)には複数のeNGINEを導入可能
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フォルダはローカル、リモートへ配置可能
利用可能なプロセスモジュール
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ファイルSOMの差し替え
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ラウドネス補正
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チャンネル再配置とミュート
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ドルビーEエンコードとデコード
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ドルビーデジタル・プロとドルビーデジタル・プラス・プロ・エンコード
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ドルビーEとドルビーED2ガードバンド補正
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ドルビーEエンコードのラウドネス補正
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ドルビーデジタル・プロとドルビーデジタル・プラス・プロ・エンコードのラウドネス補正
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ステレオから5.1へのアップ・ミックス
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5.1からステレオダウン・ミックスとステレオからモノラルヘのダウンミックス
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セグメントを含んだ音声トラックのWAV出力
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AIFF/WAVからのオーディオ挿入
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アドバンスド解析とXMLリポート(ドルビーE、ドルビーデジタル・プロ、ドルビーデジタル・プラス・プロエンコード音声のAC3メタデータ
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コントロールトラックを使用したオーディオ・ディスクリプター(コメンタリー)挿入
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オーディオトラック数(チャンネル)の増減
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オーディオ・ピッチ、あるいは デュレーション調整
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MXF、あるいはQT/MOVファイルのストリーム構造変更
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言語タグ、チャンネル・レイアウト・メタデータの挿入
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MPEG2ビデオファイルとWAVファイルからのMXFファイルラッピング
運用例
MXF7.1サラウンドソースファイルから、ステレオダウンミックスを制作、かつTR-B32を適用
ここにはアンラップ、チャンネル再配置、 チャンネルミュート、ダウンミックス、
ラウドネス適用の複数プロセスが介在
ビデオファイルのばらばらなSOMを1つに統一する(タイムコード付け替え)
XDCAM 422の5.1+s(日本)をMPEG422の5.1+s (USA)へ変換する
ここにはアンラップ、チャンネル再配置、 チャンネルミュートプロセスが介在
『eNGINE』がサポートするフォーマット
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MXF (OP1A)
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MOV (Quicktime)
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MP4 コンテナの AC3 *ラウドネスプロセスのみで動作
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MPEG TS *ラウドネスプロセスのみで動作
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M2V MXF *ファイルへのラッピングのみ
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WAV
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AIFF
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LXF
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GXF
適用可能なラウドネススタンダード
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TR-B32
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BS-1770
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BS-1771
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EBU R128
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DPP
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ATSC A85
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OP59
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AGCOM 219/09/CSP
『eNGINE』は2018年7月以降、Netflixに完全に適合したカスタムパラメータを保有
内容については個別に対応させていただいております
処理速度
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処理速度は個々の実装、特にネットワークとストレージの速度に依存します。
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リアルタイム処理比較30〜50%
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毎日10,000時間の動作実績